東へ

明日の朝、とうとう帰国します。


本当に幸せな一年だった。働くことの喜びも知ったし、美術館にも死ぬほど行ったし、フランス語もそれなりに話せるようになった。それでも思い残すことはたくさんあるけど、これは一時帰国のつもりなので、次のときまで心残りを残しておく。


思い起こせば、仕事始めたときは大変だったね。何もかも手探りで、深夜まで授業の教案書いたりしたね。11月までは2つのバイト掛け持ちしたりしてよくやったよ。大きな病気も2回したね。溶連菌と食中毒。もうケバブは見たくもないよ。旅行も行った。ハイデルベルグとロンドンと南仏。わたしが旅行行くたびにTGVが事故で止まるのはもはやお約束。でもどの街にも良い思い出しかない。


両親にはほんとに感謝してる。それから、日本にいる友人たちにも、フランスで出会った人たちにも。特に、ジョエルとオセアンヌ、ジョナタン、それからやすこさんは特別な存在。彼女らがいなかったらこんなに満足して帰れなかったと思う。


今でさえ、早く日本に帰りたいのと、まだフランスにいたいのと、半分半分。