病院行ってきた

今週ボロボロ。体調悪くて朦朧としてたら仕事で重大なミスしたのが水曜日、フランス人の男子に告白もしてないのに「友達でいよう」っていわれたのがその日の夜(不条理すぎて消化できてない)、翌日体調悪化して仕事を休んで病院に行ったのが木曜日、どろどろと眠って目が覚めて学校に連絡したら、日曜日まで休んでいいよってことになってたのが今日の話。



フランスで病院行った話、書こうかな。


まず、遡って9ヶ月前のこと、ビザを申請するときに必ず海外旅行保険に入らなきゃ行けなかったんだけど、わたしは保険料節約するために、疾病の保険料を限りなく抑えてたんだよね。そしたら水曜日の朝から熱っぽくて、体調悪いので休ませてくださいって勤務先に言ったら「無理しないでゆっくり休養してください!その代わり、医師の診断書を提出してください」って言われて、診断書もらうために病院に行かなきゃいけなくなって。そもそもわたしの保険で適用されるんだっけ?っていうところから不安で、鈍った頭でまずは東京の代理店に電話*1 。そしたらこの代理店の方はとても丁寧かつ簡潔に対応してくれて、「もちろんお客様の保険で適用できます。現地の病院に行ってもいいし、医療機関をご紹介することもできます」って案内してくれた。


そしてジョエルに教えてもらった地元の診療所に行ったら、その時点で午前11時くらいだったんだけど、「今日の予約はいっぱいです」って言われて絶望。フランスは病院に行く前に予約(ランデヴー)を取らなきゃいけないって聞いてたけど、ジョエルは大丈夫っていったんだよね…。いや彼女のせいじゃないけど、季節柄かな…。しんどい身体引きずって外出してきたので、そこから保険会社のパリ支店に電話して、病院を紹介していただけますか?って依頼。こちらの人も丁寧に対応してくれたんだけど、ずいぶん待たされたあげく、今度は別のところから電話がかかってきて。その日本人女性がねー、ほんっっっとうに要領得なくてすごいしんどかった。例えばさ、家電買うときに、販売員の人がいろんな追加機能説明して、これもできますあれもできますっていうけど、それで値段はいくらでいつ届くの?っていう肝心なところを全然教えてくれないタイプ。わたし具合悪いから病院行くって言ってんのに…!って、最後向こうの言葉遮って病院の名前と電話番号だけもぎ取って通話切った。そして今度は、病院に予約の電話。めんどくさすぎてめげそうになった。


病院の行き帰りのタクシー代も保険適用されるって聞いたから、病院までタクシー。タクシーのおじさんは、わたしが日本人でフランス語しゃべれるってわかるととたんにしゃべりはじめて、ちょっと黙っててくれw って思った。なんでも姪ごさんが東京にいるらしい。元気なときだったら付き合ってあげたけど今は無理。


行ったのはアメリカン・ホスピタル。その名の通り、アメリカ資本の病院らしい。日本人のドクター・ミムラがいるということで紹介してもらった。大きな病院だけど、日本みたいに真っ白でどこもかしこもツルツルで…って感じじゃなかった。エントランスはホテルみたいで、廊下にはカンディンスキーとかローランサンがかけてあった。しんどくでもそういうのは確認する。元気だったらもっと探検したんだけどな。


診察室は、日本の大学病院と同じような雰囲気。というか最近の体温計って一瞬なんだね。びっくりした。半年前まで水銀の体温計使ってたよわたし。ドクター・ミムラは若い男性ですごいフレンドリーな感じだった。「早く着いちゃったの?いいよいいよ、どうぞ入って。今すいてるし」みたいな。そして診察してもらって病気の説明を受けた。"溶連菌感染症" っていう扁桃腺炎の一種にかかってることが判明。扁桃腺腫れて熱出る…ってあいばさん!とか思ったけど、しんどすぎてテンションも上がらず。最初わたしは、好奇心もあったし現地のお医者さんでいいと思ってたんだけど、具合悪いときに病状をフランス語でしゃべるの辛いし、感染経路とか潜伏期間とかの説明を母国語で理解できるのはやっぱり楽だった。そしてキャッシュレスで診察終了。


診察と投薬が別なのは、日本と同じ。お薬は家の近所の薬局でもらった。実費で後から立て替えることになってるんだけど、それでも13ユーロ(1,400円くらい)だった。安すぎない?日本だと、保険適用された上でそのくらいな気が。


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今は若干の微熱と喉の痛みくらいで治まってます。だからこうしてダイアリも書ける。むしろ明日と明後日、休みになってしまったからどうしようかと思ってる。元気なのに病欠って、遊びにも行けないし代講してくれる先生たちにも申し訳ないし、なんかやだ…。

*1:その辺の経緯はここで書いてます http://d.hatena.ne.jp/orpheuse/20110524