7月14日

7月14日は、フランスバスティーユ牢獄襲撃記念日なので、フランス人にとって特にめでたい祝日です。牢獄襲撃って字面にするとすごいけど、お祭りの日。日本でそれに当たるものってなんだろう。建国記念日?でも建国記念日っていつだっけ。
なのでパリでは、シャンゼリゼ大通りをサルコジがパレードしたり花火上がったりにぎやかな感じだったらしいのですが、わたしは翌日から仕事初めなので、名残惜しい無職最終日にジョエルの別荘に行って来ました。


パリから南に車で1時間くらい行った小さな村に古い家を買った、とだけ聞いていたんだけど、いやー…予想以上に古かった。古いっていっても100年くらいかと思ってたら、13世紀の民家らしい。13世紀って、えーとえーと、十字軍のころですか。日本は鎌倉時代。すごいなあ。やっぱり地震がないのと湿度が低いおかげで、基礎がちゃんとしてればまだ住めるんだね。
それをジョエルは自分でリノベーションしてるところ。壁に断熱材貼って、その上から壁板貼ってペンキ塗って、電気工事して、バスルーム作って、っていう。もはや日曜大工じゃない、匠の仕事。わたしも手伝うつもりで行ったけど、何もできなかったよ。あなたはお客さんだからお庭でくつろいでて、って言われてしまった。なのでオセアンヌとかくれんぼしたり、ハンモックでお昼寝したりしてずっと外で遊び回って、最後一緒にクレープ作って食べただけ。夏休みの子どもみたいでした。ちょっと日焼けしちゃった。でも楽しかったなあ。ジョエルによると、今まで何人かステイしてた外国人の子がいたけど、他の子にはオセアンヌはわたしにするようには懐かなかったようで。オセアンヌはひとりっ子だから、ちょうどいい遊び相手になれてるらしいです。ちょっとでも役に立ててるならよかった。