新居へ

朝から雨。というかパリに来てから毎日曇りか小雨。午前中、友達のお姉さんに紹介していただいた法律翻訳業の日本人男性に会いに行く。簡単に自分の自己紹介をすると、いきなりデュシャンやダダの話・日本の美術館界隈の話・現代美術と商業の話、ってどんどん広がる。聞いてみたら、もともと同志社大で美学を学んでいらっしゃったらしい。なんて話が早い。今日は挨拶だけのつもりだったけど、就職のこと親身になって考えてくださって、「探せばいくらでも見つかると思うけど、将来の展望を持って探したほうがいいね」とアドバイスしてくださった。「オペラ座界隈の日本人経営者ならだいたい知ってるから声かけてみようか」とのお言葉も。ありがたい。だけど紹介までしてもらうのは遠慮して、まずはいろいろ探してみます、と伝えてきた。
その後、再度ジュンク堂へ。今日は開いてた。1Fが一般書で、B1Fが全部マンガ。でもフランス人はいなかった。雑誌コーナーをチェック。ほとんど日本と同じ品揃え。ドル誌はもちろん揃ってるし、nonnoもhanakoもananもSPURもVoceCREAも日本映画マガジンもあるよ!!値段は倍以上だけど。ananじゅんたすをお持ち帰りしそうになって、今日引っ越しなこと思い出して思いとどまった。かわりに日本人向け求人情報誌をお持ち帰り。(ついでのように)
それから、フランスの大型書店の様子を知りたくて、レ・アールのフナックへ。紀伊国屋みたいな感じの本屋さん。今日入居先のジョエルとオセアンヌ(8さい)へのおみやげを買っていこう、と思って店内巡りはじめたら、楽しくて3時間経過。子ども用のお絵描きの本と、日本の紹介した本を購入。ほんとは、日本の現代のカルチャーがわかる本とかあればと思ったけど、まっったくなかったよ。日本文化の棚は、中国の棚の1/5くらい。フランス人はそんなに日本に興味ないらしい。
レ・アールは今日からセールらしくて、若い子たちがいっぱいだった。新宿のルミネみたいな客層。こっちに来てからずっと時計を買いたいと思ってたので、買うことにする。迷って迷って3時間経過。初めてメタリックな大人っぽい時計を買った。これで時間見るためにいちいちPC開かなくて済む。
夜に新居へ。わたしのために、入居の準備をいろいろとしてくれていてすごい嬉しかった。でも初日にオセアンヌに会ったとき、わたしがベゼ(両頬にキスをするあいさつ)をしなかったから、あとで「どうしてしてくれなかったの?」ってちょっとしょんぼりしてたらしい。ごめんねええええ全然気づかなくて>< っていうか、その習慣まだ身についてないわw ジョエルは「世界にはいろんな国があって、いろんなあいさつの仕方があるのよ」って教えてくれたらしいけど、明日からベゼしてあげることを約束した。