夏至

3日目。サンポールユースホステルに移動。中世のお屋敷をそのまま使ってるそうで、すごい雰囲気がよかった。スタッフの人がわたしのパスポートを見て「日本は大丈夫?」って震災のこと心配してくれる。でもよくよく聞くと「福島は大変だね」っていうから、地震よりも原発のこと心配してるのかもしれない。もしくは震災=福島になってるのか。そういえば、「私たちは、原発推進企業の東芝・三菱・日立の製品を買いません」っていうチラシも街で見かけた。そうじゃないんだけどなー。
家が見つかったら次は仕事、ということで、エッフェル塔のそばにある若者向けの就職センターに行く。でも結局求人情報サイトのURL渡されて、自分で探してみてね、みたいな感じだったので、その場でPC開いて見てみる。そしたらふとTwitterのTL遡ってしまって、にのみやの唄。の歌詞検索から始まり、どっぷりPCで遊んでしまう。そうこうしてる間に閉館時間(ひどい)。
今日は夏至なので、音楽のお祭りが街中でやってるって聞いて、夕方なんとなくセーヌ河沿いを歩いてみる。考えたら、この3日間で初めて左岸に来たのかも。ひとびとの雰囲気が右岸よりずっと落ち着いてる。7年前には左岸のモンパルナスにずっと滞在してたので、今回「移民が増えたなあ」って思ったのは、右岸の18区19区あたりを拠点に動いていたからかも。ちなみにアメリのモンマルトルは18区のお話ですが、“モンマルトルなのに白人しか出てこない”って批判されたのはさもありなん。そうして歩いてると、テュイルリー公園に着いたので入ってみる。すごく広くて噴水とか林とかあって、みんなおしゃべりしたり寝っころがったり楽器弾いたりしてる。代々木公園を長方形にしたような感じかな。フルートのアンサンブルやってたのでちょっと聴いていった。ふと西のほうを見ると、シャンゼリゼ大通りがまーっすぐ見えて、その向こうに小さく凱旋門。その手前にそびえ立つコンコルドコンコルドくらい!のコンコルド。こうやってふつうに歩いてるだけで観光名所が出てくるので、いまだにびっくりする。
その後、パリのジュンク堂に行こうとしたらすでに閉店してた。そうだ、パリって基本19時閉店なんだった。地球の歩き方に書いてあったわ。ジュンク堂には日本人向けの情報がたくさん貼り出してあるって聞いてるので、また翌日来ることにする。
この日は夜まで街中に音楽が聴こえてた。