住居決定

2日目。日本で事前に宿を予約するのが遅くて、しかも翌日が夏至で音楽のお祭りがあるためかネットではどこも満室だったので、朝にユースホステルを出てから、電話でホステルやホテルに空室状況を確認。10件くらいあたったけどどこも空いてなくて、今いる駅周辺のホテルに直接交渉しに行く。そしたら1軒目で、シングル1泊なら空いてるとのことだったので、そこに決定。口頭で空室確認とか不安で日本からはできなかったんだけど、こういう風にフランス語使わなきゃいけない状況に追い込まれるとなんとかなるものだね。でもわたし数字が苦手なので、わからないときは紙に書いてもらう。電話では英語と両方で言ってもらう。13から19までの数字と、50以上の数字が自信ないんだよねえ。ってほとんどじゃん。
午後にもう1件の内見に。オーナーのジョエルはアリアンスフランセーズの先生で、8歳の娘さんと二人でお住まい。娘さんはカリブ地域の女の子で、親が育てるのを拒否したため引き取ったそう。とてもかわいくて元気な女の子だった。ジョエルは18歳から25歳まで、中央アジアから東南アジアですごしたそうで、小さい頃からアジアに心ひかれてるっていってた。彼女自身はアルメニアとフランスのハーフ。前のご主人はザイールの人。弟さんの奥さんはベトナム人。っていう、なんかインターナショナルな家庭。でも「パリではふつうのことよ」っていってた。そうかー。
おうちは郊外のマンションで、そんなに広くないけど、治安がよくて家賃も予算内だったので、ここに決定。夜はジョエルが食事に誘ってくれて、インド人街のレストランへ。わたしの家族の話をしたり。「ご両親は仏教徒?」っていう話になって、お決まりだけど「日本では、お葬式のときは仏教でやることが多いけど、それ以外のときは気にしてない。クリスマス祝った翌週には神社に行くよ」っていう話をしたら、ものすごいびっくりしてた。こんなベタな話題でもやっぱり驚かれるんだね。松岡正剛の日本文化論の本を持ってきたから、あとでちゃんと読んで話せるようになろう。