木槿の子


最近なるべく、歩きながらipod聴かないようにしてる。通勤時に聴こえる生活音とか、駅のホームに立ってるときの周りの人の声とか、ちゃんと聴いておきたいなあと思って。でも雑踏とか満員電車の中だと、つい手が無意識のうちに鞄のなかのipodを探してしまう。癖なのかもしれないけど、やっぱり人混みのノイズが苦手だから自分の世界に閉じこもりたくなるのかも。


the bitters endというインディーズバンドがありましてですね。名前だけ知ってて最近初めて聴いたのですが、うわーこの感情わたし知ってる、何を歌いたいのかわかるって思って、感動するより先に心をぎゅうってきつくつかまれた。すごく聴きやすい、気持ちの良いギターロックなんだけど、詩的で内省的な歌が多くてさ。絶妙にわたしの弱いところを突いてくるの。先にいわれた!みたいな感覚。靴ずれしてるの口に出していってないのに、絆創膏を差し出されたような。ボーカルの子がわたしと同い年っていう親近感もあって、すごい自分に近いひとっていう感じがする。いや正直に言えば、憧れているものが似ているって知ってるから共鳴するのは必然的ともいえるし、それでもやっぱり後ろめたさがあるので、全然ちがう出会い方をしてまっとうに好きになりたかった、っていう気持ちも残る。



ついったーでアキラくんアキラくんっていってたのはこのボーカルの子のことでした。この子のブログもとてもおもしろい。なんかいろいろ悩んでて、微笑ましかったり身につまされたりして。誰かのブログを最初から全部読みたいと思ったのなんてひさしぶり。ここで書いていいものか迷ったけど、まあわたしが有名ブロガーとかじゃなくてよかったな、と。なぜ迷ったのかというと、ユウくん的な意味でね。