ただの親バカですよ


ごくごくプライベートなことを書いては自己嫌悪に陥って、消そうと思ったらすでにお星様ついてたので思いとどまる、のくりかえし!
お星様うれしいです。ありがとう。でもお星様もらうのって、意外なエントリばっかりなんだよね…。こんな心情吐露みたいなのを見せてしまってすいませんっていっつも思ってます。


こないだの父の話と関係あるかないかでいったら思いっきりあるんだけど、牧水の本ですごい好きなくだりがあって。


伊藤先生 牧水もまた両親に深く愛されてる。堺さんも僕の知る限り、同じようなご両親の愛に育まれているね。(中略)あのころ宮崎の飲み屋で飲んでいたら、たまたま堺さんのお父さんがいらして、「うちの子が朝ドラの『オードリー』に出てるんです」とうれしそうに言うんだ。ふつう、そういうことを言われる方じゃないんだが、よほどうれしかったんでしょう。
堺さん ただの親バカですよ(笑)。


自分のことは訊かれないと答えない堺さんなので、ご両親がどういう方たちなのかは詳しく知らない。だからこういう発言するのは初めて聞いた。酔っぱらってるうえに先生に甘えてなんでもしゃべっちゃってる状態だね 笑。にやにやしちゃう。でも自分の親のことを「親バカなんですよー」って言えるのってすごいいいなあって思って。あいばさんもそう。小林賢太郎もそう。うちのかーちゃんはおれのことあいしてるんだよって臆面もなくいえる人たちが世の中には一定数いる。しかも堺さんの場合はさ、このころまだ宮崎の家の敷居をまたがせてもらえなかった時期のはず。20で大学中退してそれから8年だとすると、オードリーは27だから。だけどお父さんは、帰ってこない優秀でバカな息子のことが、高校時代の先生に自慢するくらいうれしかったんだね。それに対して、お父さんが喜んでた理由を答えるんじゃなくて、「理由もなく僕のことを愛してるんですよ父は」っていう意味の返事をかえす堺さん。親に対して自分の生き方についての後ろめたさとかがないんだろう。こういうのを「すくすく育った」っていうんだと思う。


それにしても、高校の先生と生徒の親が同じ飲み屋でばったり会うって、さすが宮崎。宮崎のイメージって、「酒飲み」「楽観的」「懐が深い」って感じなので。ただしわたしの知ってる宮崎の情報はすべて堺さん経由だから、長いこと思いを馳せすぎててなんならすでに一度くらい行ったことあるような気になってます。