ぼく!ぼくすい!

ドッグイアってふだんしないんだけど、旅先で読みはじめちゃったから付箋とかなくって、いいやこの本は読みたおす用にする!って決めてページの右上折りはじめたら、こんなことに。

最初は控えめにちっちゃく折ってたのが、だんだん勢いにまかせて大胆に折りだした様子がよくわかります。はてダだったらスター連打、ついったーだったらひたすらふぁぼってると思う。衝動的なマーキングの記録。


ぼく、牧水!  歌人に学ぶ「まろび」の美学 (角川oneテーマ21)

ぼく、牧水! 歌人に学ぶ「まろび」の美学 (角川oneテーマ21)


この本、本当におもしろいよ。牧水と伊藤先生を通して、堺さんがどうしてあんなふうに明るくて健やかで知的好奇心旺盛なひとに育ったのかが少しだけわかった気がした。この対談について、少しまとまった文章を書きたいなあと思ってる。ちゃんと構成から考えて装丁もして冊子に仕上げたい。でもただの感想や紹介文になってもつまらないし、どうしようかなあって考え中。

そういうわけで、今日はとりあえず自分用の文献メモと、金曜から今日までの牧水関連ツイートのログ。

つかこうへい『飛龍伝』
伊藤一彦『あくがれゆく牧水 青春と故郷の歌』
大悟法 利雄『若山牧水伝』
石井 みさき『父・若山牧水
大岡信若山牧水 流浪する魂の歌』
「牧水研究」第六号【坪谷と牧水を語る】
石川啄木北原白秋
サイモン・マクバーニー
大正天皇御集 おほみやびうた』
『利休百首』
岡倉天心
ピーター・ブルック
ニーチェ悲劇の誕生
ニーチェツァラトラストラはかく語りき』
パスカル『パンセ』
モンテーニュ『エセー』
スピノザ『エチカ』
鈴木大拙『禅の哲学』

2010.09.10
・堺さんの「ぼく、牧水!」。アマゾンで頼んでたけど今日買ってしまいそう
・なにがたぎるって、エッセイの次に出したのが「新書」っていうところだよな…
・ねえ 牧水のあとがき読みはじめたら涙でまえがみえないんだけど
・どうしようこの後まだ会社戻らなきゃいけないのに


2010.09.11
・てかさーまじでさーぼく牧水が一行一行すばらしすぎて、あとがきとまえがきから進めないんだけど
・伊藤先生が堺さんのことを「堺さん」って呼ぶの。教え子なのに「一まわりも若い旧友」って
・伊藤先生は早稲田で哲学やってた人なんだね。なんとなく納得。
・堺さんには伊藤先生みたいな生き方、つまり高校の先生でありながら物書き、という人生もあったのかもしれない、と思う
・中学じゃなくて大学じゃなくて高校の先生。職員室にはいなくて、カウンセラー室にふらっと訪ねてきた生徒とおしゃべりしてくれるような。生徒の哲学的な問いに一緒に悩んでくれるような。
・想像してみたら、妄想じゃなくてめちゃくちゃ自然にイメージできた。もし高校の社会の先生とかになってても、堺さんはいまの堺さんになってる気がする
・って、まだ本編読んでないから!!伊藤先生のあとがきから見える高校生の堺少年がすばらしすぎて!!


2010.09.11
・休憩のたびに牧水読んでるけど、本線出たら無情にも速攻電気消されるときのかなしさよ
・牧水の短歌は、ちょっと万葉集っぽいからなじみやすいのかも…って思ってたら、そんなくだりが出てきた。どちらも二句切れ、四句切れであるという
・詠み方も、すごくおおらかで素直で。京都や東京の人が詠む歌は、もっと研ぎ澄まされてる気がする
・わたしが奈良愛してるのにあんまり帰らない理由も、牧水と堺さんを見ててわかった気がするし
・ぼく牧水が本当におもしろい。帰ったらブログにあげようと思ってて、いま巻末が見えてきたところなんだけど、きちんと推敲した文章にまとめて自分用に装丁しようかな、とか考え始めた
・装丁するっていうのは、文章をきれいなおべべで着飾ることじゃない。ふさわしいフォントとふさわしい用紙を選んで、ひとまとまりのものとしてパッケージングすることだから、ブログにあげるよりも責任感を感じることができる
・問題はそれを実行するまでに今のテンションが保てるかだな…