第二次人見知り


ちっちゃいころどうやって友達とあそんでたのかなあって考える。わたしは昔から女の子の友達と長続きしないみたいで、かといって男の子に囲まれて育ったわけでもないから男の子文化にもなじめず、いつのまにか大人になってしまった感じ。今仲良くしてくれている友達はだいたい年上か異性かなんだけど、たぶん自分と対等じゃないからやりやすいのかなって気がする。

女の子は難しくてよくわからない。自分だって女だけど、別の生き物って感じがする。最初から違うものって思ってれば諦めがつくけど、スタートが同性でときには歳も近くて、ってなると、許せないことがたくさん出てくるんだろうね。なので、いままで疎遠になっちゃったのはだいたい向こうが離れていったパターン。わたし男の人にもそうだけど、好きっていう気持ちは過剰なわりに釣った魚に餌やらないから、仲良くなるとけっこう無遠慮に接してしまう。でも「これ以上甘えてはいけないライン」っていうのがあるんだろうね。そういうのわたしが全然気づかないせいで、きっと今までにもすごく嫌な思いをさせたり傷つけたりしてたんだと思う。

最近気づいたんだけど、三人以上でしゃべるのが苦手かもしれない。あと、顔見知りだけど友達まではいかないっていう微妙な距離の知り合いの人とどう接していいのかわからない、かも。初対面の人としゃべるのは全然だいじょうぶだけど、それは怖いもの知らずっていうか、向こうの情報が何もないからどんどん扉開けたくなるだけで、きっと仲良くなってからもまだ開けてない扉はいくらでもあるはずなんだけど、ちょっと慎重になるよね。嫌われたくないっていう気持ちが先行して。自分が本質的に粗野な人間なの自覚しているから。だからなんていうの、第二次人見知りっていうか。まあでも他人との距離を個別に計るようになっただけでもちょっと人間らしくなったと思うけど。昔は「大事な友達がひとりいればあとはいらない」くらいに思ってたもんなあ。

いや何の話かというと、高校時代の友達の結婚式に出席できるのは嬉しいんだけど、かつての親友でおそらくもうわたしに会いたくないであろう女の子と顔を合わせることになりそうで、ちょっとへこんだという話。わたしその子のことすごい好きだったんだけどなあ。