所蔵本放出します


なるべく身軽になりたいなあと最近思っていて、昔は図書館みたいに書物に囲まれた部屋に住みたいなあと夢見ていた時期もあったんですけれど、今は所有欲に縛られてる自分を窮屈に思うようになってきました。なのでここらへんで一旦、もう読まない本は手放してしまおうかと思います。だけどどれも思い入れのある大切な本ばかりだから、古本屋さんとかに雑に売ってしまうのも哀しいので、どなたかに差し上げようと思います。下記の目録を見てほしいなあと思う本がありましたらご連絡ください。初めましての方でももちろん大歓迎です。


【所蔵本放出に際して】


・書籍代は不要です。送料だけ負担していただければ幸いです。海外へもお送りします。
・送料の代わりに、わたしにふさわしそうな本を送っていただくというのもいいかなあと思ってます。どちらでもお好きなほうを。
・複数の方からご希望があった本については、先にご連絡くださった方を優先させていただきます。
・冊数の制限はありません。1冊でも、全部でも。
・ほとんど自分で購入した本ですが、状態については、書き込み・やぶれ等はほとんどありません。
 ものによっては多少ヤケやキズがあるものもあります。気になる方はお気軽に質問してください。
・古本で購入した本にはその旨明記してあります。
・状態も内容もよくておすすめの本には、頭に★マークをつけています。希望者がいなければ手放さなくてもいいかなと思えるくらい。
・ご注文、ご質問等はメールで承ります。お名前、ご住所、電話番号、ご希望の本の番号を明記の上、下記のアドレスまでご連絡ください。
 annaprique at gmail.com


放出目録は以下のとおりです。全35冊。


○美術・美学系雑誌
 01『美術手帖』2004年9月号 特集:直島・地中美術館
 02『美術手帖』2001年4月号 特集:映画とビデオ・アートの最前線
 03『ユリイカ』2002年5月号 特集:ゴダールの世紀
 04『みづえ』2005年秋号 特集:絵本のつくりかた(酒井駒子ディック・ブルーナ荒井良二 他)
 05『みづえ』2005年冬号 特集:100人のアーティストが語る(ミヒャエル・ゾーヴァセキユリヲ100%ORANGE 他)
 06★『装苑』2007年5月号 特集:グラフィックデザインがモードを刺激する
 07★『装苑』2007年6月号 特集:デザインの三都物語(パリ、ロンドン、東京)


○時事系雑誌
 08『クーリエ・ジャポン』2008年2月号 特集:未来へ。
 09『クーリエ・ジャポン』2008年12月号 特集:アメリカの時代は終わるのか
 10『クーリエ・ジャポン』2009年2月号 特集:日本人化するインド人の暮らし
 11『クーリエ・ジャポン』2009年3月号 特集:世界が見たオバマ


○ブックデザイン
 12 ★『紙とコスト(PAPER SHOW2003)』宣伝会議 2003


○西洋文学・評論・哲学(単行本
 13『世界の文学48 ムージルブロッホ中央公論社 1968 ※クロス装幀・函入・古本で購入
 14『世界の文学 ブロッホ集英社 1977 ※クロス装幀・函入・古本で購入
 15 ジョゼ・サラマーゴ『白の闇』NHK出版 2001
 16 ホルクハイマー/アドルノ啓蒙の弁証法岩波書店 2003
 17 ジャン=フィリップ・トゥーサン『浴室』1995
 18 トニー・タナー『姦通の文学 契約と違反〜ルソー・ゲーテフロベール朝日出版社1986 ※古本で購入


○西洋文学(文庫)
 19 レイ・ブラッドベリ火星年代記』ハヤカワ文庫 1976
 20 エミリ・ブロンテ『嵐が丘』角川文庫 1999
 21 レフ・トルストイ『人生論』新潮文庫 2000 ※古本で購入
 22 ボリス・ヴィアン『日々の泡』新潮文庫 2003
 23 ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』新潮文庫 1991 ※古本で購入


○現代政治経済
 24 ★岩井克人『会社はだれのものか』平凡社 2005
 25 池澤夏樹イラクの小さな橋を渡って』光文社 2003


○日本文学(単行本)
 26 ★恩田陸『ユージニア』角川書店 2005 ※装幀:祖父江慎
 27 ★北方謙三黒龍の柩』上下巻 毎日新聞社 2002


○日本文学(文庫)
 28 坂口安吾『白痴』新潮文庫 1985 ※古本で購入
 29 森茉莉『贅沢貧乏』講談社文芸文庫 2007
 30 天童荒太『あふれた愛』集英社文庫 2005
 31 天童荒太『家族狩り』第一部〜第五部・五冊セット 新潮文庫 2004


○日本史
 32 司馬遼太郎『この国のかたち 1』文春文庫 2007
 33 武光誠『幕末土佐の12人』PHP文庫 2009


サブカル
 34 都築響一『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』 昌文社 2008
 35 やまだないと西荻カメラ』杉並北尾堂 2003 ※クロス装幀・日光カメラはたぶん未使用


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なんかこのリストに対して弁護したい気持ちがすごいあるんだけど、たぶん高校3年〜大学生までの青春スーツもこもこ期に買った本が多いからだろうな…。弁護っていうのはつまり「この子たちはもう読まない本ってことで、わたしの本棚こんな本ばっかりじゃないからね!」っていう。人生論、日々の泡、若きウェルテルの悩みあたりは完全モラトリアムの痕跡が見えますね 笑。はずかしい。