はじまりの日


先週発売されたスガさんのオリジナルアルバム、FUNKASTiC

FUNKASTiC(初回生産限定盤)(DVD付)

FUNKASTiC(初回生産限定盤)(DVD付)

そのなかで最後に入ってる、「はじまりの日 feat.Mummy-D」がちょういい曲!午後のパレードにも共通するけど、意味とかじゃなくなんか気持ちよくてずっと聴いていたい感じ。これシングルで発売されたの去年の秋だったんだけど、そのころ公私ともに忙しすぎて封も開けてなかった。もったいない。

  “ねぇどこへいく?” “どこでもいく!”

ってとこがすごいだいすき。ちゃんと歌詞カード読んだら、これってどうやら逃避行の歌のようだけど、きゃっきゃうふふする二人が幸福感いっぱいですごい微笑ましい。


あ、この手の歌詞にわたし弱いのかもしれない。


 どこ行こう もう何も うかばない 何でもいい 彼女といれば (夢でいいから)

 これから二人でどうしよう ずっとこのままこうしよう 朝まで… (Secret Eyes)


つい連想するのがJのことでいつもすいません。
                 *


FUNKASTiC、いままでになくあっさりしてるアルバム。甘すぎず重すぎず、夏に聴いてもべたべたしない感じ。(1曲だけ、ファンカゲリヲンっていう曲が思いっきり梅雨で女言葉の歌だけど、それでも聴き流せる。聴き流せない梅雨の歌と言えば、ぬれた靴とかJuneとか。聴ける気分じゃないときは飛ばしてしまうもの)でも前回のアルバムよりも、いわゆる良い曲というか、他の人でも歌えそうな耳障りのいい曲が少なくなったのでいい傾向だなあと思う。今思えば、FUNKAHOLiCのときって何か見えない仮想敵に立ち向かおうとして、無理に物わかりよくなろうとしてたのかな。今回すごく力が抜けてる。まあ大人になっちゃったとも言えるんだけど…。まあ昔みたいにひりひりした歌はもう歌えないと思ってるよ。それはしょうがない。シカオちゃんに限らず、40前後ってそういう壁があるように思う。数学者の寿命が40までって言われるのと同じように。


同時に、今さらだけどSly & The Family Stoneシカオちゃんが影響を受けたというアーティスト)を聴き始めた。ファンクが何なのか未だにわからないんだけど、シカオちゃんを聴き慣れてるせいかすごくしっくりなじむ。ごくふつうの人が抱く鬱屈した気持ちをポップな音に乗せて歌うというのはおもしろいよね。光が明るいほど、影がくっきり見えるというか。