黒い気持ち


 

いつになく自分が苛ついて暴力的な気分になってるのがわかる。
わたしを評する人はだいたい「いつもにこにこしてるよねー」っていうんだけど、
でもたまにいる。「いつも何かに怒ってる感じがする」という人が。
ばれてるんだねぇいろいろと。



話し合いというのがとにかく面倒できらい。
説得、主張、議論、弁明、そういう類いのことが全部苦手。
仕事の会議も、恋人との別れ話も。
表面上は和やかに済ませていても、後からやわらかいダメージがずしんと後頭部のあたりにくる。
わたしは強いわけでも弱いわけでもなく、絡まる会話からただただ解放してほしいだけなんだ。



小さい頃からずっと、生きづらいなぁと思ってた。
他の人が当たり前だとか仕方ないとか受け入れているものが
わたしには当然だと思えなかった。
ほんとは選択肢があるのに我慢しなきゃいけないっていう、周囲からの圧力がとにかく嫌だった。
今もそう。
家族が好きじゃなければ離れて住めばいいし、
この国に居づらければ他の国を選べばいい。
自分が自然と思い至る答えが隣の人に伝わらないなら、無理に伝えなければいい。
そして壊れていくものは放っておけばいい。
そんなに守りたいものなんてないもの。


             *


夜中にここまで書いて、黒い気持ちのまま朝になってしまった。
頭いたい。とりあえずゆっくりお風呂に入ろう。